主に身体の臓器『内臓』を診療する科の総称です。風邪や腹痛など一般的な病気は内科で診療します。血液、循環器、消化器、内分泌、呼吸器、免疫、腎・膠原病と診なければならないものは、多岐に渡り、生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)も該当します。
主に身体の臓器『内臓』を診療する科の総称です。風邪や腹痛など一般的な病気は内科で診療します。血液、循環器、消化器、内分泌、呼吸器、免疫、腎・膠原病と診なければならないものは、多岐に渡り、生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)も該当します。
高血圧とは、血管に過度の圧力がかかっている状態を指します。高血圧が続くと血管に負担がかかるため、脳の血管が破裂して脳出血を起こすリスクが高くなります。また、心臓はどんどん血流を送り出そうとして次第に大きくなります(心肥大)。心肥大が進むと、心臓の動きがにぶり、血液を全身に送り出す機能が低下します。
このように、高血圧はさまざまな疾患を引き起こす恐れがありますので、定期的に血圧を測定し、コントロールすることが重要です。
脂質異常症とは、コレステロールや中性脂肪が必要量以上となり、血管の壁にコレステロールがたまり、血管の内腔が狭くなってしまう病気です。
血中コレステロールや中性脂肪を減らすためには、過食や運動不足によって起こる肥満、ストレス、過労、喫煙、睡眠不足など生活習慣全般を見直すことが大切です。脂質異常症は自覚症状が無い場合が主で、治療にかからない方が多いですが、進行が進むと動脈硬化や脳、心臓の疾患に繋がります。
高尿酸血症とは、尿酸値が7.0mg/dLを超えた状態の人のことを言います。高尿酸血症が長期化すると尿酸が結晶化し全身で悪さをします。関節に溜まれば痛風発作リスクを高め、皮下組織や関節などに沈着すれば痛風結節というコブのようなものを作ります。腎臓の中に沈着すると、痛風腎を引き起こし腎臓の機能を低下させます。老廃物を尿として排泄できない腎不全にまで悪化すれば、透析を受けなければなりません。
糖尿病とは、血糖が上昇し全身の血管が障害される病気です。糖尿病の合併症は細小血管障害から眼・神経・腎臓に影響を及ぼすものと、大血管障害により心臓、脳などに結果に影響を及ぼすものに分かれます。高血糖状態が続くと、合併症を発症するリスクが高くなるため、早急な対処が必要となります。合併症の症状が進行すると失明、人工透析などの状態となり最終的には生命を脅かすことがあります。現在国民の5人に1人以上が患者か、その予備軍といわれている病気です。